bye2bigbrother’s blog

ドキュメンタリー作品の感想を書くブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

第5作目 平野勝之 監督作品『監督失格』

今回の作品は、平野勝之監督の『監督失格』。 2011年に公開され、ある衝撃的なシーンが話題となった。プロデューサーは、なんと『エヴァンゲリオン』の庵野秀明である。 監督失格 Blu-ray(特典DVD付2枚組) 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2012/03/23 メディ…

第3,4作目 森達也 監督作品『A』『A2』

今回は森達也監督のデビュー作にして代表作『A』と、その続編である『A2』の感想をまとめて書くことにした。 どちらも「オウム真理教」という題材を扱っており、2作を通じて森監督の視点の変遷とテーマの深化が伺える。 A [DVD] 出版社/メーカー: マクザム …

第2作目 想田和弘 監督作品『精神』

今回の作品は、想田和弘監督の「観察映画」第2弾となる『精神』。 精神 [DVD] 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/07/24 メディア: DVD 購入: 5人 クリック: 158回 この商品を含むブログ (58件) を見る 『精神』は、岡山県にある外来の精神科診療…

第1作目 原一男 監督作品『ゆきゆきて、神軍』

ドキュメンタリー作品の感想だけを書くブログを始めます。 邦洋問わず、また映画かテレビ番組かも問わず、「ドキュメンタリー映像」という枠組みであれば何でもあり。 トップバッターを飾る作品は、やはり『ゆきゆきて、神軍』 しかないだろう。 ゆきゆきて…

ブレードランナー2049の感想

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 カルト的な人気を博した映画「ブレードランナー」の原作としても知られるこの小説は、フィリップ・K・ディックが1968年に上梓したSF小説の金字塔である。 しかし(これはSFというジャンルの宿命として)、不朽…

鈴木敏夫について

たまに思い出したように「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」をまとめてPodcastで聞く。 その度に鈴木敏夫という男の魅力に惹きこまれ、自分の仕事人としての理想形はこの人なのかもしれないと思う。 おそらく、僕は鈴木さんの「知識の使い方」に惹かれている。 ラ…

事実の強さ

森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』を読んだ。 きっかけは、ことし8月にあった「童貞。をプロデュース」の舞台挨拶でのある事件。 出演者の1人が、AV女優との絡みや好きな人への告白を強要されたという撮影の裏側を告発し、舞台上で股間を丸出しにし…